こんばんは。ウチダユウマです。
僕はインターンシップ情報サイトを運営しているので当たり前ですが、日々情報収集しています。
企業の方にも学生の方にも有益な情報があるので、今日は色々と調査した情報を共有していきますね。
目次
企業の本音
ここでは僕が現地調査してきた経営者、採用担当者の声を抜粋して企業の本音に迫ります。
企業規模によってインターンシップに対する見方が違っているので、分けて書いていきます。
大企業
大企業やその子会社などは「自社に興味のある優秀な学生」を採用したいためにインターンシップを開催しています。
それもそのはず、近年経団連によって就職活動の開始が遅らされました。その結果企業は学生に接触する機会が減りますよね。
そうすると企業は就職活動以外の手段で学生に接触しようとします。その手段がインターンシップなわけです。
受け入れる企業としてもメリットがなければインターンシップを実施しないので、採用にメリットを見出すのは当然ですね。
経団連 正式名称・日本経済団体連合会。 日本商工会議所、経済同友会と並ぶ「経済三団体」の一つで、東証一部上場企業を中心に構成される。
中小・ベンチャー
中小・ベンチャーも大企業と同じく「自社に興味のある優秀な学生」を採用したいという本音がありますが、そのほかに労働力として学生を確保したいという本音も垣間見えました。
今は参加率が上がり学生も均質化してきましたが、以前はインターンシップに参加する学生は仕事に対する意識の高い方が多く参加していたため、今も優秀な学生を労働力として雇いたいという思惑があります。
ちゃんと賃金を払って雇うことは双方にメリットがありますが、中には悪質な会社もあるので学生の方は何かおかしいと思ったらすぐに周りの人に相談しましょう。
データから見るインターンシップ
ここでは統計データによって近年のインターンシップの傾向を見ていきますね。
ここからのデータは
より引用させていただきました。
短期間開催が90%以上を占める
優秀な学生を確保したい企業は3年生の夏に開催
前述した通り、採用期間の後ろ倒しにより学生に接触しにくくなったため、学生の夏休みに併せて実施する企業が多くなっています。
特に大企業なんかは、学歴の高い学生を短期間で効率良く集めたいためサマーインターンシップと称して会社説明会のようなインターンシップを開催するわけです。
IT業界は通年開催している傾向
先ほどのグラフを業界別に表したものがコチラです。
IT業界は夏の実施率は他業界より低く、春季は他業界よりも高くなっています。これは年間を通してインターンシップを実施していることを示していますね。
逆にメーカーの傾向は夏に偏っていることがわかります。この理由は大企業が多く、採用目的のサマーインターンシップばかり開催されているのか、メーカーは企業規模関係なく採用目的かはわかりませんが、メーカーで実務を経験することは難しいでしょう。
なぜ本音と建前があるの?
経団連がインターン採用を禁止しているからです。インターンシップは社会貢献の一環であり採用活動とは関係ないとしてるからですね。
でも企業の採用担当者としては自分たちの時間を割いてインターンシップに協力しているから何か収穫したいのは当然です。
だから表向きは社会貢献活動として振る舞い、学生のデータを入手するという事なんですね。
企業の本音を知った上でインターンシップに挑む
ここまでの情報をまとめて学生の方向けにまとめました。
就活を有利に進めたい・入社したい企業がある
まず入りたい企業がある方は必ずその企業のインターンシップに参加しましょう。
理由は2つあって、
- 入社したい企業が本当に自分に合っているかを判断するため
- 採用担当者の採用リストに加わるため
です。第1志望で無事内定をもらえても入社したら違った!なんて事にならないため、インターンシップに参加して情報を獲得しましょう。
そして、あなたの事を少しでも知ってもらうために企業の方とインターンシップでお話ししましょう。そしてインターンシップが終わったらお礼状を送りましょう。
この時代に手紙のお礼状を送る人は少ないのでそれだけで目立てます。まずはあなたを知ってもらわないと始まりません。
純粋に仕事を経験したい
入りたい企業はないけど、色々仕事を経験してみたい方はITや金融なら長期(1ヶ月以上)インターンシップに参加しましょう。
これらの業界でも短期インターンシップはありますが、前述した通り会社説明会の側面があるので、戦力として採用される長期インターンシップに参加した方が得るものは多いです。
長期インターンシップは時期関係なく開催されることが多いので自分で探して、会社の人に直接連絡する方法がおすすめです。
それ以外の方はまずサマーインターンシップなどの短期プログラムを避けて探してみましょう。
大手企業は情報セキュリティが厳しいので、中小企業やベンチャー企業を狙った方がより深い仕事を学べる可能性が高いので、参考にしてみてください。
学生の方は本音と建て前にギョッとしてしまったかもしれませんが、直接聞いた話なので信憑性があります。
かといって社会人が全て打算で動いているわけではないので、純粋に仕事を教えてくださる素敵な人もたくさんいます。
様々な仕事を経験できる事は今後の人生で必ず役に立つので、ぜひともインターンシップにチャレンジしてください。