Webプログラマーの仕事にはフロントエンドとサーバーサイドの仕事があるようですが…。
目次
サーバーサイドとは
サーバーサイドは、名前の通りサーバー側でのプログラムの処理を行う部分です。
フロントエンドは目に見える部分を作りますが、サーバーサイドはデータベースとのやりとりなど、目には見えない部分の処理を実装します。
必要なスキル
フロントエンドは、HTML/CSSとjavascriptでのコーディングのスキルさえあれば仕事をこなせます。
対してサーバーサイドはプログラミング言語以外にも幅広い知識が必要になってきます。
- PHP,Ruby,javaなどの言語スキル
- MySQL等のデータベースの知識
- システムを乗せるサーバーの知識
このように、プログラミング言語を扱えるだけではなく、データベースのいじり方やサーバーそのものの知識も必要です。
具体的な仕事内容
サーバーサイドのプログラマーの仕事としては、
- EC(通販)サイトの注文システム
- 動画学習サイトの動画アップロード処理
- 社内管理システムのデータベース構築
といった案件があります。
では具体的な仕事内容を見ていきましょう。
Web言語での実装
PHPやRubyなど、サーバーサイドのプログラミング言語でコーディングしてシステムを実装します。
例えば、ログイン機能や検索機能の実装、ページの表示速度のアップなどです。
普段当たり前のように目にするこれらの機能は、サーバーサイドのプログラマーが作っています。
・ログイン機能
ログイン機能は、フォームから送られてきた情報をデータベースに保存し、そのデータをもとにユーザーごとに異なる動的なページを表示します。
・検索機能
検索機能は、フォームに入力された情報から、条件に一致するものをデータベースの中から取り出すという機能です。
こちらも、毎日当たり前に使っているユーザーが多いでしょう。
・速度アップ
また、Webページの表示速度をアップさせたりするのも重要です。
データベースを使わなくても実現可能な部分はデータベースを使わない方法を見つけて実装するなどして、速度アップを実現します。
データベース検索等のチューニング
よりよいサービスをユーザーに提供するために、データベースのパフォーマンスチューニングは欠かせません。
チューニングしておかないと、初めは問題なくても取り扱い項目や顧客数が増えるにつれ、パフォーマンスが落ちてしまう可能性が非常に高くなるからです。
なのでデータベースの処理を高速化したり、セキュリティを強化してユーザーの要求を満たせるようにします。
テスト、問題点の洗い出し
Webサービス実装後は、テストと問題点の洗い出しを行います。
システムが正常に動作するのかを確認するのはもちろん、細かい問題点も洗い出して改善します。
そして、よりよいサービスをユーザーに提供します。
サーバーサイドエンジニアの楽しさ
サーバーサイドのエンジニアの楽しさは、なんといっても自分で書いたコードでシステムが動くという点でしょう。
普段当たり前のように使っているシステムですが、それを自分が作って動かすというのはとても楽しいです。
数々のバグを乗り越え複雑なシステムを動かすことができたときは、感動さえあります。
まとめ
フロントエンドは目に見える部分を作り、サーバーサイドは目には見えない部分を作ります。
華やかなフロントエンドエンジニアに対し、縁の下の力持ちともいえるのがサーバーサイドのエンジニアの仕事です。
地味な印象もありますが、重要なシステムの実装など、なくてはならない存在です。