プロブラマーにも色々な働き方があります。
今回は、その中のSES(システムエンジニアリングサービス)契約と派遣契約の働き方の違いを解説していきます。
目次
SESは正社員扱い、派遣は正社員扱いではない
SES契約は、派遣先の企業で正社員のIT人材として扱われ、現場のプロジェクトを担当する業務委託契約の一種です。
SES契約の場合、多くは作業時間に対して報酬の発生する「作業時間報酬」になります。
派遣契約は正社員ではなく、派遣先の企業でプロジェクト単位の契約が行われ、プロジェクトが決まるまでは報酬がありません。
プロジェクトが完了すると次の企業へと派遣されるので、色々な現場を回ることになります。
メリットとデメリット
SES契約と派遣契約。それぞれどのようなメリットとデメリットがあるか見ていきましょう。
SESのメリット
SESは正社員という身分があるため、簡単に切られてしまうことがなく安心して働くことができます。
さらに、自分のスキルを活かすことができ、たくさんシステム開発の案件に関わることができるのでスキルアップする機会にもなります。
SESのデメリット
SESのデメリットは、過酷な労働条件を突きつけられてしまうことが多いことです。
基本的に時間単価での契約になりますが、一般的な派遣社員よりも低くされていることがほとんどです。
そのため、残業も多くなりがちです。
派遣社員のメリット
派遣社員のメリットは、過酷な労働を避けることができる、などがあります。
派遣契約の場合、派遣会社が間に入って残業や休日出勤の交渉をしてくれるからです。
また、20代前半であれば給料が高いという傾向があり、これもメリットと言えます。
派遣社員のデメリット
デメリットはやはり正社員ではないので健康保健や年金、産休などの待遇が良くなく、ボーナスや交通費にもあまり期待ができません。
派遣される期間も制限されてしまうため、不安定で職歴としても弱いです。
どっちがおすすめ?
SES・派遣、どっちの働き方がおすすめかと言われたら、まずはSESとして働くのが良いかと思います。
正社員なので簡単に切られることはなく、教育や研修体制がしっかりしている企業が多いからです。
なので最初は、安定して働くことができ、スキルも身につくSESの形態で働くことをおすすめします。
しっかりスキルを身につけたら、派遣契約で自由に働くのもいいのではないでしょうか。
まとめ
SESと派遣の働き方の違いについて解説しました。
同じように見えて、随分と違う点がありますね。
どんな働き方を選ぶにしても雇用形態の特徴をよく知ってから選ぶことをおすすめします。
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