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Macで作る超かんたんなLaravelの開発環境

この記事は約 7 分で読めます。
こちらではPHPのウェブフレームワークlaravel(ララベル) とMAMP(マンプ)を使ってwebアプリを動かすための環境構築の説明をしていきます。

Laravel(ララベル) とは

アプリケーションを作りやすくするために、記述する内容をフォルダやファイルごとに決めた「型」をフレームワークといい、Laravelは「ウェブアプリケーションを作りやすくするためのフレームワーク」と言えます。

Laravelは比較的柔軟性に富んだフレームワークで、世界で最も人気のフレームワークの一つです。

使っている人数が多いため、情報量が多く、調べやすいので、初心者にも向いていると言えます。

 

特徴としては

  • 世界中で注目を浴びていて、今話題のフレームワーク
  • 開発が盛んで、追加機能も多い
  • 世界中で人気で、コミュニティも強い
  • わかりやすく、開発しやすい

などが挙げられます。

 

MAMP(マンプ)とは

 

MAMPとは、ウェブ開発をするために利用するツールです。

SQLサーバを起動させることで、データベースと接続し、さらにアプリケーションサーバを起動させ、ウェブアプリを動かします。

これにより、ローカル環境(自分のパソコン上)のブラウザでウェブアプリケーションを動かすことができるようになります。

 

MAMPを利用することで、ウェブアプリケーションをブラウザ上で簡単に動かせるようになるので、開発をより楽にすることができます。

MAMPのインストール

 

ここでMAMPのインストール方法を説明します。

まず↓からMAMPのインストーラーをダウンロードしてください。

MAMPのダウンロード

https://www.mamp.info/en/downloads/

インストーラーがダウンロードできたら、ダブルクリックで実行していきましょう。

インストーラーが開いたら、続けるをクリックします。

次のページも続けるをクリックします。

次のページも続けるをクリックします。

規約に同意するかと聞かれているので、 **Agree** をクリックします。

メインのディスクにインストールするので、メインディスクを選んで続けるをクリックしてください。

インストールをクリックします。

MacのユーザーパスワードかTouch IDで認証します。

しばらくすると、インストール完了表示が出てインストールが完了します。

## MySQLへのアクセス

それでは、インストールしたMAMPを起動して、MAMPのMySQLにアクセスしてみましょう。

今回はPHPのバージョンをより自由に選択できるPHPbrewのPHPを使い、データベースのみMAMPをのものを利用するようにします。

まずは、MAMPを立ち上げて以下の画面になることを確認してください。

確認ができたら、右上のSTARTをクリックしてください。

すると、自動でブラウザにMAMPのページが開かれます。

開いたMAMPのページ左端にある **Tools → phpmyadmin**をクリックしてください。

以下のようにデータベースの管理画面に遷移すれば無事にMAMPでMySQLが使えようになっています。

phpmyadminが確認できればMAMPによるデータベースの立ち上げは完了です。

 

MAMPの動作確認

 

では、実際にMAMPを起動させてみましょう。

インストールしたMAMPは、Macの場合、Applicationsのフォルダの中、もしくは、ツールバーにあるロケットのマークのLaunchpadをクリックすると見つけることができます。
起動すると、以下のようなウィンドウが開きます。
右側のスタートボタンを押せばMAMPが起動します。 

localhostに接続

 

最後に実際にブラウザで確認してみましょう。

ブラウザのURLを打ち込むところに`localhost:8888`と打ち込んでみてください。MAMPはデフォルトでアプリケーションサーバのポート番号が8888になっています。
以上のような画面になれば、無事接続できました。 

Laravelのインストール

LaravelはPHPのフレームワークなので、PHPをインストールしてあることが必要になります。

今回はLaravelのバージョン5.5を使用するので、PHPのバージョンは7.0以上でなければなりません。

 

まず、PHPのバージョンを確認するためにMacの場合はターミナル、Windowsの場合はコマンドプロンプトを起動しましょう。

ターミナルは、ツールバーにあるロケットの絵のLaunchpadをクリックします。

このような画面が出てくるので、その中にあるOtherをクリックします。

 

Otherの中にターミナルがあるので、それをクリックして起動させましょう。

 

ターミナルが起動されたら、PHPのバージョンを確認するコマンドを打ち込みます。

$ php -v

 

PHP 7.1.14 (cli)のような文字が出てくるので、数字が7.0以上であればOKです。

 

もし、PHPが7.0以下であったとき、PHPをアップデートする必要があります。

まず、Macの場合、PHPをインストールするために、Homebrewというパッケージマネージャーをインストールします。

*パッケージマネージャーとはPCにインストールされるソフトウェアを管理するツールになります

Homebrew公式

以下のコマンドをターミナルで打って、Homebrewをインストールしましょう。

$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

 

インストールできたら次にPHPをインストールします。バージョン7.2をインストールしてみましょう。

$ brew install php@7.2

 

次にLaravelをインストールするためにComposerというPHPのパッケージマネージャーをインストールします。

$ brew install homebrew/php/composer

 

Homebrewのバージョンによっては以下のエラーが出てしまいます。

Error: homebrew/php was deprecated. This tap is now empty as all its formulae were migrated.

もし上記のエラーが出てしまった方は以下のコマンドでcomposerをインストールしてみましょう。

brew install homebrew/core/composer

 

PATHを通して、composer のコマンドを使えるようにします。

$ export PATH="$PATH:$HOME/.composer/vendor/bin"

 

 

LaravelをMAMPで起動

LaravelをMAMPで動かすために、/Applications/MAMP/htdocsのディレクトリ内にLaravelプロジェクトを作る必要があります

以下のコマンドを打って、Laravelのプロジェクトを作りましょう。今回はプロジェクト名をsamle-appにします。

cd cd  /Applications/MAMP/htdocs/

composer create-project laravel/laravel sample-app "5.5.*" --prefer-dist

 

 

最後に実際にブラウザでみてみましょう。

MAMPを起動して、左側のPreferencesをクリックしましょう。

 

そのあと、Web Serverをクリックします。

 

Document Rootと書いてあるディレクトリマーク、または、矢印をクリックします。

デフォルトではApplications/MAMP/htdocsとなっていますが、Applications/MAMP/htdocs/sample-app/publicに変更しましょう。

(ディレクトリマークをクリックした時は、Selectボタンがありますが、矢印をクリックした時はディレクトリの名前が書いてあるところまでドラッグします。)

このようになっていればOKです。

 

URLをlocalhost:8888/にすると、以下の画面に遷移します。

 

これでMAMPを使ってLaravelを動かすことができました。