プログラマーになってみたい、興味があるという人は多いです。
しかし、プログラマーの仕事内容について深く理解している人は少ないのではないでしょうか。
プログラマーの仕事は単にプログラムのコードを書くだけではありません。
では、コードを書く以外にどのような仕事をするのでしょうか。
プログラマーの仕事内容を見ていきましょう。ここではテスト工程について解説します。
前提知識
テスト工程の解説前にシステムを受注後の仕事を簡単に見ておきましょう。
IT企業がシステムを受注後の流れは以下のようになります。
- 要件定義:SE
- 設計:SE
- 実装:PG
- テスト:PG
- 運用・保守
主に、実装・テストの工程をプログラマーが担当することになります。
テスト工程とは
プログラマーがプログラミングを終えたあと、そのプログラムやシステム自体が問題なく動くかどうかテストしなければなりません。
作り上げたシステムが1発で問題なく動くことは少なく、大抵はなんらかのバグが見つかり、不具合が生じるからです。
不具合がある状態ではシステムをリリースすることはできません。
動作テストを行ってバグを見つけ、不具合を修正するのがテスト工程です。
テスト工程も色々ある
テストにも大きさが色々あり、単体テスト、ユニットテスト、総合テストと段階を踏んでテストしていきます。
各テストはどのように行うのか見ていきましょう。
ユニットテスト
プログラミングを終えたあとにまず行うのが単体テストです。
単体テストは、SEが用意したチェックリストに従ってプログラマーが自己点検します。
もちろんチェックリストに載っていない場所でも、責任を持って隅々までチェックしなければなりません。
製造やプログラミングのフェーズほど不具合は出ませんが、出れば対応する必要があるため、ここでもプログラマーの出番がくることがあります。
総合テスト
ユニットテストでシステム機能が正常に動くことが確認できたら、すべての機能を連携させて、ひとつのシステムとして正しく動作することを確認する総合テストを行います。
単体・ユニットテストで不具合が出なくても、システムを複数組み合わせると思いもよらない不具合が生じることがあります。
ただ、単体テスト・ユニットテストの段階でほとんどの不具合は対応済みなのでこのフェーズで不具合が発生することは少なくなります。
プログラマーは他の案件に移り、不具合が出た時だけヘルプに入るという具合です。
テスト工程はアルバイトでも経験できる
アルバイト求人でのプログラマーの仕事は、知識や技術に応じて異なりますが、紹介してきたテスト工程の仕事になることが多いです。
テスト工程といってもある程度の専門知識が要求されるので、他のバイトに比べると時給は比較的高めです。
まとめ
プログラマーといえばひたすらコードを書き続ける仕事というイメージを持っている人が多かったのではないでしょうか。
もちろん1番大きな仕事はプログラミングですが、テストなど他の仕事もあります。
システムにバグはつきもので、プログラミングでバグを出さないことは極めて困難です。
コードを書いたりテストを行いながら、不具合を修正したりこの画面は使いづらいなど、気づいたことをSEに報告してシステムの品質を上げていくこともプログラマーの重要な仕事です。