前回の記事でざっくりとWebアプリの仕組みを理解できたのではないでしょうか?
今回はWebアプリの企画について考えます。いよいよWebアプリを自作するためのステップに入っていきますよ。
目次
Webアプリでできること
まずどんなWebアプリを作るか考える前にWebアプリでできる事を知らないといけませんね。
ここでのできる事とはユーザーにどんな価値を与えられるかで書いているので、ビジネスアイデア的な観点で読んでもらえるといいですね!
情報まとめ系
まずはこちら。ツイッターまとめで有名なTogetterやニュース、ブログをお気に入り登録したりコメントできるはてなブックマークが情報まとめ系Webアプリですね。
特徴としては良い情報をまとめた形で提供したり、評価することでより良い情報を生み出すことにある。Webアプリの基本形ですね。
情報、コンテンツを共有
こちらはYouTubeやPixivといったユーザーが自分の創作物を投稿するタイプのサービス。
創作物をアップロードして共有する「場」をWebで提供する事で価値を生み出すタイプのアプリになります。
人と人とのマッチング
Webを使う事でこれまで出会うことのなかった人たちを結びつけるサービス。
例えば空き時間にコーヒーを飲みながらお話がコンセプトのコーヒーミーティングや教えたい人と習いたい人のマッチングサービスレッソン
参考記事:コーヒーミーティングを使ってみた
リアルな場では繋がることのなかった人々を繋げる「場」を提供することで、新たな価値を提供しているのがこのタイプのアプリの特徴ですね。
僕もこのタイプのアプリはよく利用しますし、最初に立ち上げたサービス「リクエスターン」もこのサービスに分類できますね。
物の共有、販売のプラットフォーム
最後はこのタイプ。物のシェア、販売のプラットフォーム。
ヤフオク、ebayなどのオークションサイトやカーシェアのためのプラットフォームカフォレがここに分類されますね。
このタイプはインターネット上に販売の「場」を提供することで買う側も売る側も世界の人々とやりとりできるようにしています。
もし個人で販売プラットフォームを立ち上げるのならまずは、ニッチな市場を狙うのがいいのではないのでしょうか?
*ニッチ市場:需要も供給も少ない市場
ネタの見つけ方
さて、Webアプリの方がわかったところで自分が何を作るのか考えていきましょう。
基本は○◯があれば便利なのに・・・から見つける
アプリ企画の基本的な考え方は、まず自分か身近な人のニーズに応えること。
今まで紹介したどのアプリも、世の中のメンドくさいことや実現できたら便利になる事をアプリとして提供しています。
いきなり万人にヒットするアプリを作ることは難しいので、まず自分が使いたいアプリを作ってみることがおすすめ。
例)筆者のパターン
「いきなり自分が使いたいものなんて言われても・・・」という声があるので、例として僕が最初にリリースした*「リクエスターン」を企画した流れを解説してみる。
- 学生の間に仕事を体験できれば、新卒離職問題とか減るのにな〜
- インターンシップ(職業体験)という制度が既にあるらしい
- でも就活の布石になっていて、学生の興味関心は無視されている
- 企業が今まで通り募集する形じゃ就活と変わらない
- 学生の興味関心、人物ベースで募集すれば今までと違うマッチングができる
- スカウト型インターンシップ情報サイトを作ろう!
ネタが見つからない時
しかし、しばらく考えてもアイデアが出ない人もいるかも思います。
そんな時はWebアプリの練習と考えて既存のサービスに似たサービスを作ってしまいましょうね。プログラミングを練習しているうちに思いつく可能性もありますし。
既存サービスをズラす
例えばToggeterはツイッターの発言をまとめるサービスですが、IT分野のブログの情報をまとめるサイトを作り、エラーの対処をまとめるなど、既存のサービスを少し変えるだけでもまた違うサービスになりますね。
次回
今回の記事でなんとなく作りたいものはイメージできましたでしょうか?
次はWebアプリを作るための必要な機能を考えて行きます。*これを要件定義と言います。
次回記事
もし、この記事を読んでも作りたいサービスが思いつかない場合僕のLINE@から相談してくださればと思います。
リクエスターン:僕が設立した株式会社ルートプラス最初のサービス。学生が挑戦したい仕事を発信するリクエスト型インターンシップ情報サイト
リクエスターンについてのインタビュー